地域スポーツ

かすみがうらマラソン ステップアップ講座_第2セッション

「かすみがうらマラソン大学と韋駄天ランニングアカデミー」のコラボ企画

かすみがうらマラソン出場予定のランナーにランニングステップアップ講座を開催

2022かすみがうらマラソンにエントリーされた方を対象に、韋駄天ランニングアカデミーは「ランニング・ステップアップ講座」を開催しました。講師は、私(=筑波大学 陸上競技部 男子駅伝監督の弘山勉)が努めました。第2セッションのレポートになります。

ステップアップ講座は、その名の通り、講座の受講を重ねるに従いランニングのスキルを高めてもらう企画です。
第1セッション|⇒|第2セッション|⇒|第3セッション|⇒|筑波大・駅伝選手との合同練習会
という流れで、各セッションは「1日目:オンライン講座+2日目:実技講座」の組み合わせです。

▼講座の日程と内容


★第2セッション(2/26-27)

オンライン講座
長距離走のストライドとピッチの関係性やパフォーマンスを向上させるための考え方について解説しました。ストライドを拡げ、ピッチを速めることができると走るスピードはアップしますが、どちらも高めることは難しく、それ相応の技術が必要になります。



実技講座
2日目の実技講座では、ストライドを伸ばす・ピッチを速めるコツ(技術)のポイントを解説し習得いただきました。





講座にご参加の皆さん、ほとんどが関節周囲の筋腱が硬くなっており、関節可動域が狭いです。小さな動きしかできず、ポテンシャルの半分も出せていないと感じました。力を抜いて、大きく動かす、跳ぶ、などフォームを良くするための基本練習を実施しました。如何にピッチを速めてストライドを狭くして走っているかがわかります。測定も実施し、マラソンのペースのストライドとピッチを知ってもらうことも試みました。

今回は2回目のレッスンとあって、参加者の皆様がより意欲的に取り組んでいたのが印象的でした。「走りの概念が変わりました!」「速く走れる気がしてきました!」という声をお聞きし、私も俄然、ヤル気になりました(笑)。皆さんの変化が楽しみです。

この記事を書いた人
弘山 勉
 高校から陸上競技を始め、筑波大学時代に箱根駅伝に4回出場。実業団チームに進んでからは 独学で福岡国際マラソン2位の成績を収めた。  指導者になってからも理論を追求するスタイルを貫いている。オリンピック3大会連続の日本代表選手となった妻・弘山晴美を指導し、2015年に男子駅伝監督に就任した筑波大学で、2019年に箱根駅伝予選突破を果たし母校を26年ぶりの本戦出場へ導くなど、そのメソッドには確かなものがある。  豊富な知識と経験を基に、アスリートだけではなく、市民ランナーへのサービスも充実させていきたいと語る。韋駄天ランニングアカデミーは、その取り組みの一つ。主な著書に『最高の走り方』(小学館)、『限界突破のランニングフォーム』(KADOKAWA)がある。

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